「口腔内細菌と感染性心内膜炎や血管との関係」について、医科の専門誌へ執筆させていただきました

「口腔内細菌と感染性心内膜炎や血管との関係」について、医科の専門誌へ執筆させていただきました

Category : お知らせ
Update : 2026.06.05


本日は、少し専門的なお話も含みますが、皆様のこれからの健康に深く関わる「大切なお知らせ」を共有させていただきます。

この度、医師向け(医科)の専門学術誌「Heart View」にて、「お口と全身のつながり」について記事を執筆・掲載させていただく機会をいただきました。

私が執筆したテーマ「口腔内細菌と、感染性心内膜炎や血管との関係」について

少し難しい言葉が並んでいますが、簡単に言うと「お口の中のバイオフィルム(細菌の塊)が、血管を通って心臓まで届き、命に関わる重い心臓の病気を引き起こすことがある」という事実です。

  1. お口の傷口から細菌が侵入する歯周病などで歯ぐきが荒れていると、ブラッシングや食事の際、その傷口からお口の中の細菌が血管内に入り込みます。
  2. 血管を通って心臓へ届く血液に乗って運ばれた細菌は、血管の壁を傷つけたり、心臓の内側(弁など)にピタッと張り付いて増殖したりします。
  3. 重い病気(感染性心内膜炎など)を引き起こすこれにより心臓に炎症が起きたり、血管が詰まりやすくなったりして、全身の健康に重大なダメージを与える原因になってしまうのです。

「ただの虫歯」「ちょっとした歯ぐきの腫れ」と見過ごされがちなお口のトラブルが、実は全身を巡る血管を通じて、心臓などの重要な臓器を脅かしているという事実は、現代の医学で次々と明らかになっています。

お医者様(医科)に、お口の大切さを伝える意義

私は日頃から、お口の病気を予防・治療することは、単に「おいしく食べるため」だけではなく、「患者様の全身の命を守ること」そのものであると確信しています。

だからこそ、歯科だけでなく、医科の先生方にも、お口の健康が治療にどれほど重要であるかを知っていただき、医科と歯科の連携を深めていくことが、非常に重要なのです。

例えば、お医者様が心臓の外科手術をする前に「まずは歯の治療を完了させて、お口を綺麗にしましょう」と案内してくださることが当たり前になれば、防げる病気や救える命がもっと増えるはずです。

こうしたお医者様向けのメッセージを執筆する機会をいただけたことは、歯科医師として、また一人の医療人として、本当に光栄で感謝の気持ちでいっぱいです。

最後に:これからも皆様の「全身の健康」を守るパートナーとして

お口は、全身の健康を守る「最初の入り口(バリア)」です。 私たちが日々行っている歯石取りやクリーニングは、実は皆様の心臓や血管を守るための「究極の予防医療」でもあります。

これからも皆様が、10年後、20年後も若々しく、全身健康で暮らせるよう、歯科医師の視点からしっかりとサポートしてまいりますので、気になることがあれば、どんな小さなことでもお気軽にご相談くださいね。



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