4月より大阪大学大学院歯学研究科口腔治療学講座(歯周科)の臨床准教授を拝命いたしました。重責に身が引 ...
【講演報告】歯科医師向けセミナー 『THE STANDARD 2026』 第3回を開催しました
今回は、2026年5月23日・24日の2日間にわたり、大阪で開催した勉強会の様子を少しご紹介させていただきます。
今回のテーマは、進行してしまった歯周病から大切な歯を守るための『一歩進んだ専門的な治療(歯周外科治療)』です。
1. なぜ、一歩進んだ専門的な治療が必要なのか?
歯周病治療というと、「歯石を取る」「お口のお掃除をする」というイメージが強いかもしれません。しかし、歯周ポケット(歯と歯茎の溝)がとても深くなってしまった場合、通常のお掃除だけでは奥深くの根本的な原因を取りきることが難しくなります。
そこで必要になるのが、歯茎の状態を健康に整え、病気の原因へ直接アプローチする専門的な治療です。
初日の講義では、受講生のドクターたちへ、以下のような「歯を長持ちさせるための基準」を徹底的に指導しました。
・奥歯の深いポケットを綺麗にして、再発を防ぐためのアプローチ方法
・被せ物をする前に、歯茎や骨の形をミリ単位で美しく整えておく技術
(※これにより、お掃除がしやすくなり、歯が圧倒的に長持ちします)
単に処置を行うだけでなく、「どうすれば処置の後の違和感を抑え、最も綺麗に、そして確実に歯周病が治るか」という、体に優しい治療の進め方について深く学び合いました。
2. 実習模型を使った、ミリ単位のていねいな猛特訓
2日目は、学んだ知識を実際の技術として身につけてもらうため、専用の模型などを用いた徹底的な実技トレーニングを行いました。
歯周病の専門治療において、道具の扱い方や、最後の細かな処置の一つひとつが、患者様のその後の快適さに直結します。受講生の先生方には、何度も繰り返し手を動かして練習していただきました。
「ただ病気を治すだけでなく、治療が終わった後に『患者様が一生しっかりと美味しくご飯を噛めるように、未来から逆算して形を整える』」という、丁寧な治療の真髄を肌で感じていただく時間となりました。
患者様の「一生の健康」を支えるために
私たちがこの活動を行うのは、全国の歯医者さんの治療水準をさらに引き上げ、患者様が一生ご自身の歯で幸せに暮らせるようサポートするためです。
今回も、熱心に学ぶドクターたちの姿を見て、非常に大きな手応えを感じることができました。
「どこの歯医者に行っても歯周病が良くならない」「大切な歯を諦めたくない」 当院には、そうしたお悩みを抱えた患者様が日々ご来院されます。
全国のドクターを指導している確かな知識と優しい技術をもって、私たちはこれからも皆様の大切な歯を守るために全力を尽くしてまいります。どうぞ安心してご相談ください。





歯周病・インプラント専門医
SPIDO院長
大阪大学 非常勤講師
日米2カ国の歯科医師免許保持
歯周病に関して、治療・研究・教育という 3本柱を中心に活動している、歯周病専門医です。治療は、自身の歯周病・インプラント専門クリニックSPIDOにて、研究・教育は、大阪大学歯学部歯周病科や、その他の学会・講演会・歯科雑誌などで、活動しております。
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