グラグラの歯を固定することは、治療なのか?

グラグラの歯を固定することは、治療なのか?

Category : クリニックの選び方
Update : 2022.08.15

先日、日本歯周病学会から、歯周治療のガイドライン2022が発表されました。歯周病の新分類に関してのアップデートを中心に行われましたが、その中に興味深い文章を見つけました。

『歯周病の病因の除去を的確に行わず,歯肉の炎症や,歯肉膿瘍,歯周膿瘍に対して単に抗菌薬や抗炎症薬を投与したり,腫脹した部位の歯肉を切開排膿させたり,動揺歯を固定するだけの治療は適切ではない.』

当院に初診で来院される患者さんの中には、他院にて歯の固定が行われている患者さんも頻繁に来院されます。グラグラした歯の固定をすることで、一旦グラグラは止まるように感じられますが、これを行うことにより、周囲の歯までどんどんとグラグラしてきてしまうため、時間と共により悪化してしまいます。

どの治療においても、なぜ悪くなってしまったのか、を常に考えた治療を行うことで、今後同様のことが起こらないように、当院では治療を心がけております。



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