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All-on-4というインプラント治療に関する、当院の方針について
インプラント治療をお考えの方は、インターネットを検索して、All on 4という治療法について、見られたことがあるかもしれません。当院を初めて受診される患者さんの中にも、「All-on-4はできますか?」と聞かれることがあります。このAll-on-4についての、当院での治療方針について、お話させていただきます。
まず、大前提として、All-on-4は、歯科界(日本ではなく、世界的な歯科の世界)で、一般的に受け入れられている方法ではなく、あくまであるインプラントメーカーが、商標登録をしていて、そのメーカーのインプラントを使用して、4本のインプラントで即時荷重をするというインプラント治療です。臨床データはある程度ある(エビデンスがある程度ある)方法ですが、営利団体である、会社主導の治療方法である、という側面が強い治療法です。
こういった背景から、世界で最も権威のある学会、米国インプラント学会(AO)、欧州インプラント学会(EAO)の双方で、近年All-On-4についての講演を見かけたことは一度もありません。「手術後すぐに、固定式の歯が入る!」といった謳い文句のため、一見派手な治療であり魅力的に聞こえるかもしれません。うまくいけば、非常に良い治療である可能性がありますが、もしあるステップがうまくいかないと、全てがダメになってしまう可能性もあるため、石橋を叩いて渡る、というような、確実な治療法ではない可能性がある、とも言うことができます。
当院は、専門医として、可能な限り安全に確実に治療を行うことを、第一にしています。そのため、All-on-4は行っておりません。しかし、インプラント治療直後から、歯を入れて噛めるようにする、より安全な別の方法(世界的に受け入れられている方法)を実施しております。もし、ご検討されている方は、一度受診していただければ、必要に応じて、そう言った治療方法をご提案させていただきます。
当院は、全て自費診療であるため、保険診療のクリニックの自費治療とは全く異なる治療を提供しております。保険診療をしながらの自費診療では、医師からの説明の時間が十分にとられないことが多いです。医師も患者さんも、共に一人の人間である以上、お互いの意思疎通は非常に重要だと考えております。こう言った方針から、治療開始前までのご説明に十分時間をとっており、患者さんがご納得されるまで、治療は開始いたしません。
- 歯周病・インプラント専門医
- SPIDO院長
- 大阪大学 非常勤講師
- 日米2カ国の歯科医師免許保持
歯周病に関して、治療・研究・教育という 3本柱を中心に活動している、歯周病専門医です。治療は、自身の歯周病・インプラント専門クリニックSPIDOにて、研究・教育は、大阪大学歯学部歯周病科や、その他の学会・講演会・歯科雑誌などで、活動しております。
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