歯科医師としての知識、技術アップデートの方法が異なる 今回は、一般歯科と専門クリニックの違いの2回目 ...
【新技術】あきらめていた「歯ぐきのすき間」を、自分の組織で再生させる

矯正治療の後や歯肉炎の後に、歯と歯の間にポッカリと空いてしまう「黒い三角形のすき間」。
これを専門用語でブラックトライアングルと呼びます。
「見た目が気になる」「食べ物が詰まる」「発音しにくい」といったお悩みがあっても、これまでは「一度失われた歯ぐきを元に戻すのは、非常に難しい」とされてきました。
従来の治療とそのリスク
これまでは、そのすき間を埋めるために「プラスチック(レジン)を詰める」か「被せ物を大きく作る」という方法が一般的でした。 しかし、この方法は無理に形を作るため、
・汚れが溜まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが上がる
・繊細な歯ぐきの組織に負担をかけてしまう
というデメリットがありました。
自分の組織を「再生」させる新しいアプローチ
今回、私たちがInterenational Journal of Periodontics and Restorative Dentistryという論文でP-CATという新しい方法を発表しました。この方法は、このブラックトライアングルを人工物で埋めるのではなく、ご自身の歯ぐきと、その土台となる骨を「再生・再建」させるという新しい治療法です。
ここが新しい!3つのポイント
1. 「フタ」をするのではなく「育てる」 無理やり詰め物をするのではなく、歯ぐきの下にある「骨(歯槽骨)」から作り直すことで、自然な歯ぐきの盛り上がりを促します。
2. 自分の組織だから体に優しい、自分の細胞や組織を活用するため、体へのなじみが良く、治療後の健康も維持しやすくなります。
3. 歯の寿命を守る 余計な詰め物をしないため、歯磨きがしやすく、将来的な虫歯や歯周病のリスクを抑えることができます。
患者さまへ
「もう元には戻らない」と言われてきたブラックトライアングルですが、歯科医療は日々進化しています。今回の術式が、見た目や機能でお悩みの方にとって、新しい解決の選択肢になることを願っています。
P-CATの論文にご興味のある方は、こちらからダウンロードしていただけます。

歯周病・インプラント専門医
SPIDO院長
大阪大学 非常勤講師
日米2カ国の歯科医師免許保持
歯周病に関して、治療・研究・教育という 3本柱を中心に活動している、歯周病専門医です。治療は、自身の歯周病・インプラント専門クリニックSPIDOにて、研究・教育は、大阪大学歯学部歯周病科や、その他の学会・講演会・歯科雑誌などで、活動しております。
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歯周病治療専門クリニックSPIDO院長の辻翔太です。 当院では、歯周病で失われた組織の再生、インプラ ...
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