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歯周病のケアをしないインプラントセンターでインプラント治療をしない方が良いことが、科学的データから明らかに
科学的根拠は?
最新のデータから、インプラント治療をすでに行なった患者さんのうち、インプラント治療後の歯周病になってしまった患者さんは、インプラントを喪失したり、インプラント周囲炎(インプラントの歯周病でインプラント喪失の原因)といった問題が起きやすかったことがわかりました。インプラント治療をすでに完了している方は、定期的に検査をおこなっていただき、これからインプラント治療を検討されている方は、インプラント治療の前だけでなく、インプラント治療後もしっかりと歯周病のケアを行なってもらえるクリニックでのインプラント治療をお勧めします。
インプラントセンター
クリニックの名前に、インプラントセンターとつけてはいけない、という厚生労働省の指導がすでに出ております。
https://www.mhlw.go.jp/content/000808457.pdf
全てではありませんが、世の中の多くのインプラントセンターとついているクリニックは、基本的に一般歯科です。本来のクリニック名は別にあり、インプラントだけでなく、全ての治療を行なわれておられます。(インプラントセンターは自称です、ルールはありません)インプラントに焦点を当てられているにも関わらず、全ての治療を行なっているということは、守備範囲が広く、他の治療はどのレベルでされているのかが、わかりにくいです。今回ご紹介した最新のデータからも、歯周炎の再発は、インプラントを長く使うためには、非常に大事なことです。クリニックによっては、治療をするだけして、その後のフォローが疎かになってしまっている可能性があるため、歯周病の治療をしっかり行なっているクリニックでのインプラント治療を強くお勧めします。
今回ご紹介した、論文は、こちら。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/clr.13712

- 歯周病・インプラント専門医
- SPIDO院長
- 大阪大学 非常勤講師
- 日米2カ国の歯科医師免許保持
歯周病に関して、治療・研究・教育という 3本柱を中心に活動している、歯周病専門医です。治療は、自身の歯周病・インプラント専門クリニックSPIDOにて、研究・教育は、大阪大学歯学部歯周病科や、その他の学会・講演会・歯科雑誌などで、活動しております。
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