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たくさんある歯医者から、いい歯医者を見分ける方法②
いい歯医者の見分け方の第2回目です
第一回いい歯医者の見分け方での結論は、歯医者でも他の歯医者の評価は難しいということでした。今回は、さらに突っ込んだ見方での、歯医者の見分け方をお伝えしていこうと思います。あくまで、これは個人的な見方であり、一般的な方法ではないことを踏まえた上で一読頂ければと思います。
いい歯医者とは、しっかりと治療してくれる歯医者と同じ意味だと仮定すると。。。
いい歯医者がどのような歯医者なのかは、人それぞれだと思います。そして、我々歯科医療従事者が思ういい歯医者と、一般の方が思ういい歯医者は一致しないこともよくあります。友人を作る上で、基準は人それぞれであり、皆が同じ友人を作らないのと同じです。そこで、客観的にみれる指標として、治療がしっかりしているということを、いい歯医者と同等だと仮定して、ここからは話を進めていこうと思います。
よくない歯医者を見分ける
いい歯医者さんは、人それぞれなので、よくない歯医者に行かないことが、まずは第一に大事かなと思います。私が思うよくない歯医者は、『色々な保険外診療が得意ですアピールがすごい歯医者』です。『君のクリニックも保険外診療じゃないか!』と、同業者にツッコミをいれらそうです。この部分だけを見ても、この真意が伝わらないので、以下の説明も必ず読んでください。
まず、『色々な』保険外診療というところがポイントです。例えば、『インプラント』と『矯正』が得意です。とかですね。インプラント治療と矯正治療は必要な知識や技術が異なりますので、別分野だと考えてください。歯周病の専門をしている私が、例えこれから勉強したとしても、矯正治療は矯正の専門の先生と同じくらいできるようになるとは到底思えません。私の感覚としては、専門医として、別分野の専門に関してまで得意とはなかなか言えません。それを言えてしまうのは、その分野の全体像が見えていない(つまり、勉強不足)か、医療人としてよりも、商売人としての倫理観をお持ちの先生かな、と思ってしまいます。歯科の中とはいえ、このような、かけ離れた分野が本当に得意な先生も、少ないですがおられることも事実です。しかし、私の知る限り、そういった先生は、上記のような案内、広告はされておられません。多くの場合は、お名前を聞いたことない(私が無知だとという主観的な要素も含まれてます)先生の場合が多く、本当に良い先生の場合もあると思いますが、そうでない場合も少なからずあるのではないかと思います。
わかりやすい見方があれば良いのですが、もしあれば、すでに有名になっているはずです。どの業界でも同じだと思いますが、歯科業界でももし簡単な見分け方が発見されれば、(実態はどうであれ)一般の方にはそう見えないように、皆が振る舞うようになり、また見分けが難しくなります。
いや〜、いい歯医者の見分け方は、やっぱり難しいですね。
歯周病・インプラント専門医
SPIDO院長
大阪大学 非常勤講師
日米2カ国の歯科医師免許保持
歯周病に関して、治療・研究・教育という 3本柱を中心に活動している、歯周病専門医です。治療は、自身の歯周病・インプラント専門クリニックSPIDOにて、研究・教育は、大阪大学歯学部歯周病科や、その他の学会・講演会・歯科雑誌などで、活動しております。
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